第124章

翌朝、目を覚ますと――枕元に小野寺礼臣の姿はもうなかった。

瞼を開けた瞬間、真っ白だった頭の中に昨夜の出来事がぶわっと蘇る。私は反射的に掛け布団を跳ね上げ、自分の裸の身体と、胸元に残る怪しい赤い痕を見て、ようやく理解した。

夢じゃない。

私は小野寺礼臣と、昨夜――確かに寝た。しかも一度きりじゃない。

少しでも身体を動かそうとして、酸っぱく痺れるようなだるさに負け、またベッドへ沈む。骨の隙間まで疼くみたいに痛い。特に下のほうが、まだ満たされたままみたいに重くて不快で……見なくてもわかる。絶対、腫れてる。

「なつちゃん、起きた?」

ドアがそっと開き、小野寺礼臣が入ってきた。ラフな部屋...

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