第137章

翌日、俺と小野寺礼臣は時間きっかりに夜海クラブへ向かった。

個室には、小野寺春馬と大塚美耶がすでに待っていた。二人は肩を並べて座っている。

俺たちの姿を認めると、春馬が立ち上がって迎えた。口元だけは笑みの形を作っているのに、視線は冷え切ったままだ。

「叔父さん、葉夏。どうぞ、座って」

俺は悟られないように室内を一度ぐるりと見回す。ここは向こうの縄張りだ。気を抜けるはずがない。

美耶の顔からは、いつもの愛想のいい笑みが消えていた。こちらを見る目にあるのは、親しみじゃない。露骨な嫌悪――昨日の一件を、まるごと俺たちのせいにしているんだろう。

俺と礼臣は悠然と席に着き、二人の探るような...

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