第138章

「お前を見つけたことが、俺の計画の第一歩だった。お前が家にいることは、別に秘密でもない。……期待は裏切られなかった。いい同盟相手だ」

小野寺春馬は、小野寺礼臣をまっすぐ見た。

小野寺礼臣が鼻で笑う。

「同盟? 腹を割って話せるのが同盟だろ。お前のは――利用のほうが多い」

小野寺春馬の表情に、かすかな後ろめたさが滲んだ。

「……俺は、最初は確かにお前を利用するつもりだった。けど、この十年、ゼロから積み上げてきて、ずっと同じ戦線に立ってきた。俺の本当の身分を隠してたこと以外、二心なんて持ったことはない。……それでも、同盟って呼べるだろ?」

小野寺礼臣は手をひらりと振る。

「二心がな...

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