第158章

私はさっきの部屋へ引きずり戻された。

樫田石斗は椅子に腰を下ろすと、脇に置かれた茶を手に取り、ゆっくりひと口すすった。薄く笑って言う。

「お前さ、せっかく社長なんだから、まともにやればいいだろ。なんでわざわざハッカーなんて真似をする? それで命を落とす価値があるのか」

私は歯を食いしばり、顔を上げて睨み返す。

「それはこっちの台詞よ。副市長として権力も金もあるのに、まだ足りないの? あなたのせいで、どれだけの人が家を壊されて死んだと思ってる。復讐されるのが怖くないの?」

樫田石斗は腹を抱えて笑い、床に転がったまま起き上がれない私を見下ろし、斜めに目を細めた。

「いい質問だな。結局...

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