第45章

ようやく同じテーブルに着いた頃、小野寺允樹は二人の間に起きたことを、もう一度だけ手短に説明した。顔は耳まで真っ赤で、悔恨がありありと滲んでいる。

「父さん、母さん……俺、本当に、こんなことになるなんて思ってなかった」

夏川森は彼を一瞥した。今の小野寺允樹は、夏川清美にとって最善の札――そう理解しているからこそ、言葉を断ち切るようにはしない。

「今さら『知らなかった』なんて遅い。起きたものは起きた。で、どうするつもりだ?」

氷上雅子と小野寺景山が、息を合わせたように視線を交わした。

氷上雅子はかすかな笑みを作り、遠藤真莉に向かって言う。

「そもそも、うちは親戚同士みたいなものよね。...

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