第93章

麻酔が切れてしばらくすると、小野寺礼臣はあっさり自分の言葉に殴り返された。

うつ伏せのままベッドにしがみつき、顔は苦痛で歪みきっている。さっきまでの笑みなんて跡形もない。

「なつちゃん……先生、痛み止めの注射できるって言ってたよな? もう一回打ちに来てもらって。なんか、どんどん痛くなってきたんだけど」

私は近づき、掛け布団の上からそっと風を送った。

「さっき打ってもらったばかりでしょ? そんなに痛い? 少しだけ我慢できそう?」

礼臣は歯をむき出すようにして息を吐く。

「めちゃくちゃ我慢してる。ていうかさ、先生呼んで見てもらって。背中の皮が、突っ張って今にも裂けそうな感じがするんだ...

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