第97章

小野寺礼臣は、また病院で一週間を過ごした。金田先生が「傷口の回復はまずまず」と太鼓判を押し、先生が自分で調合した薬を一箱くれたあと、私たちは退院手続きを済ませた。

家に戻ると、まるで別の家みたいだった。部屋の配置が変わっているだけじゃない。私たちの寝室の家具まで、まるごと入れ替わっている。

小野寺おじいさんが笑って説明する。

「何かあったらいけないと思ってね。だから思い切って全部替えたんだ。ほら、なつちゃん。礼臣をベッドに寝かせてあげなさい。退院できたとはいえ、まだちゃんと養生しないと。スープも煮込ませてある。傷の治りにいいし、あとで痒くなりにくいんだ」

私は苦笑して受ける。

「そ...

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