第78章

スタッフが数人、どたどたと駆け込んできた。顔面蒼白で、完全にパニックだ。

「田口さん!」

彼らは慌てて田口咲良の身体を支え、立たせる。

「ボディーガードは!? 早く星野結花ってクズを連れて来い!」

「は、はい! すぐ連絡します!」

「それから! これ、麻実に渡して!」

田口咲良は録音ペンをスタッフに押しつけた。

「かしこまりました!」

――

パーティー会場。

星野結花と桜井美優が立ち去ろうとした、その瞬間。

ずらりと十数人のボディーガードが前に立ちはだかった。

「星野さん、出られません」

「星野結花! 止まりなさい!」

田口咲良がみっともなく裸足のまま駆けてきて、...

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