第116章 若林詩羽をどう処置するつもりだ

鳴海絃星たち三人は、すぐに病院へ搬送された。

最初にストレッチャーで運び出されたのは川野梓だった。

医師の説明によれば、傷の大半は表皮の擦過傷で、骨や内臓に損傷はない。ただ強い恐怖を受けているため、しばらく安静が必要だという。

鳴海絃星は胸の奥の力がふっと抜けるのを感じ、後から駆けつけた土井優夕に梓の付き添いを頼んだ。

それから彼女は、白鳥縁一の病室へ向かった。

医師は言った。あの一太刀は危険で、あと少し深ければ内臓に達していた、と。

その瞬間、鳴海絃星の目に一気に涙が込み上げる。

「縁一兄さん……ばか……」

白鳥縁一は小さく笑った。

「じゃあ、お前が斬られるのを黙って見て...

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