第13章 絶対に彼女だ

若林詩羽はその言葉を聞くなり、慌てて八幡一辰の腕を掴んだ。

「一辰、何の画像よ。そんなの、あるわけないでしょ!」

そして八幡誠言へ向き直る。潤んだ瞳で、縋るように。

「誠言……一辰の言うこと、真に受けないで。くだらない噂話よ。絃星がどれだけ怒ってたって、そんなことするはずない。私は……信じてる」

だが八幡一辰は手を振りほどき、どこからかタブレットを持ってきて、八幡誠言の手に無理やり押し込んだ。

「パパ、見て!」

八幡誠言が受け取ると、画面には地元でかなり閲覧数の多いゴシップ掲示板が表示されていた。

『八幡グループ周年パーティーでスキャンダル! 正妻と浮気相手が会場で衝突!』

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