第148章 八幡誠言がほかの女性とデートしている

ある日。鳴海絃星は一日中家にこもり、新作のアクセサリーのデザインに没頭していた。

夜になり、土井優夕から電話が入る。

「いとちゃん、出ておいで。ご飯行こ! テインレストラン、席取ったから」

「でも、もうデリバリー頼んじゃった」

「デリバリーなんて体に悪いって。ほら、早く。待ってるから」

鳴海絃星は「うん」とだけ返し、立ち上がって着替えた。

テインレストランはS市でも指折りの五つ星レストランのひとつ。市中心部の一等地にあり、入口に並ぶ二列の銀杏並木だけでも相当な価値がありそうだった。

鳴海絃星が着くと、土井優夕はすでに個室にいた。テーブルには前菜がいくつか並び、彼女はグラスを手に...

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