第20章 公然と非難する

「いい加減にせんか!」

八幡爺さんは顔を強張らせ、茶杯をどん、と茶卓に叩き置いた。

「結婚は子どもの遊びじゃない。感情に任せてどうする」

「お祖父さま……誠言さんの心に、私がいないんです。だったら、どうしてお互いを傷つけ合ってまで続けるんですか」

「若林詩羽のことが原因なら、今すぐ出て行かせる」

八幡爺さんは口を開きかけた鳴海絃星の肩を、ぽん、と軽く叩いて制した。

「絃星。お前は誠言のために、どれだけ……。やっと嫁いだんだ。離れるのが惜しくないのか。よし、この件はわしが手を打つ。二度と離婚など口にするな……ゴホッ……ゴホゴホ……!」

言い終える前に、八幡爺さんは突然、激しく咳き...

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