第38章 謝罪

二日後、鳴海絃星は退院した。

白鳥縁一が付き添っている。

二人が病棟の建物を出たところで、背後から看護師が駆けてきた。

「鳴海様、少々お待ちください」

鳴海絃星と白鳥縁一が振り返ると、看護師は伝票を一枚手にしていた。

「申し訳ありません。こちらの不手際で、まだ精算がお済みでない費用がありまして……お手数ですが、戻ってお支払いをお願いします」

「俺が行きます」

白鳥縁一は鳴海絃星を見て、車のキーを手渡した。

「先に車で待ってて。すぐ戻る」

鳴海絃星は小さくうなずく。

「うん」

白鳥縁一は看護師のあとについて戻り、鳴海絃星は駐車場へ向かって歩き出した。

そのとき、誰かが叫...

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