第50章 新しい相手を探した

HLホテルの豪華個室。

白鳥の母は鳴海絃星の姿を見つけるなり、ぱっと手を握った。

「絃星ちゃん……この数年、どうして何の連絡もくれなかったの? おばさん、ずっと会いたかったのよ」

そう言いながら、彼女は絃星を上から下までじっと眺める。

「まあ……痩せたわね。向こうでちゃんと食べてないんじゃない?」

絃星は何と返せばいいか分からず、言葉を探した。

すると白鳥縁一がすかさず口を挟む。

「母さん、あれこれ聞くなよ。ほら、冷める前に食べて」

白鳥の母は息子を一瞥し、気を利かせて口をつぐんだ。

鳴海厚年がグラスを持ち上げ、にこやかに場を繕う。

「まあまあ、まずは一杯。久しぶりに集ま...

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