第51章 真相の暴露

呼び止める声がして、鳴海絃星は振り返った。

廊下の突き当たり。逆光の中に、すらりと長い影が立っている。

次の瞬間、その影は大股で迫ってきた。外気をまとった冷えた気配と、有無を言わせない圧。

白鳥縁一が素早く手を伸ばし、絃星を引き戻そうとする。

だが彼が動くより先に、男のほうが速かった。

力強い手が絃星の手首をがしりと掴み、そのまま一息に胸元へ引き寄せる。

額が硬い胸板にぶつかり、絃星は思わず息を呑んだ。顔を上げると、底の見えない瞳。

「八幡誠言、何のつもり?」

必死に引き剝がそうとしても、鉄の輪みたいな指はびくともしない。

「放して!」

白鳥縁一が一歩踏み込んで、奪い返そ...

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