第54章 同窓会

「母さん、なんでそこまでするんだよ……」白鳥縁一は、底なしの無力感に飲み込まれそうだった。「俺を追い詰めたいのか?」

「分かりなさい。全部、あなたのためよ」

鳴海絃星の件に関して、白鳥母は一歩も引く気がない。

「鳴海絃星とは縁を切りなさい。そうすれば私は今まで通り、あの子を実の娘みたいに扱ってあげる。けどね――それができないなら、私だって遠慮なく全部ぶち壊すわ」

「よく考えなさい」

白鳥母は息子を一瞥すると、足早に部屋を出ていった。

残された縁一は、母の言葉を反芻したまま――

ドンッ!!

壁に拳を叩きつけた。

鈍い衝撃音が部屋にこもり、いつまでも尾を引く。

手の甲に走る激...

ログインして続きを読む