第67章 離婚はお祝いしないの?

翌朝早く、使用人が鳴海絃星の部屋の扉をノックした。

「奥様、梓様の制服が届きました」

鳴海絃星が扉を開けると、使用人が丁寧に制服一式を差し出す。

「旦那様より、学校の手続きはすべて済ませたと。梓様は本日から登校可能とのことです」

「分かりました。ありがとう」

扉を閉め、絃星はその制服を川野梓のそばに置いた。

「おばさんが学校まで送ってあげようか?」

川野梓は、真新しい白いブラウスと濃紺のチェックのスカートを見つめ、嬉しさで目尻が赤くなる。

絃星は小さな頭をそっと撫でた。

「顔を洗って、着替えてから下においで。先に朝ごはん作ってくるね」

部屋を出たところで、絃星は八幡誠言と...

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