第8章 パパが初めて彼にきつく当たる

八幡誠言が通話を切った途端、スマホが立て続けに震え出した。画面を開くと、並んでいたのは銀行から届いたリアルタイムの利用通知ばかり。

【カード下4桁7964 8,6500.00元のご利用】

【カード下4桁7964 12,3800.00元のご利用】

【……】

そのカードは、ずっと昔――鳴海絃星が八幡一辰を産んだ直後、誠言が何気なく渡した家族カードだ。

――ふん。だから帰らないわけか。骨のあるふりをして、金だけはちゃっかり使う。

八幡誠言の顔から血の気が引き、あっという間に険しくなる。彼はすぐさま銀行の担当へ電話をつないだ。

「今すぐ、俺名義の下4桁7964の家族カードを凍結しろ」

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