第17章 彼女は汚れた

白川あかりはその反応を見て、ようやく満足げな笑みを浮かべたが、なぜか何かがおかしいと感じていた。

昨夜、彼女が篠崎司を訪ねたとき、須田樹から彼がすでに車で眠ってしまったと聞いたが、彼女はそれを信じず、車に乗って確認しようとした。その時、偶然にも篠崎司が目を閉じたまま、「あき…」と呟いているのを目にしたのだ。

彼女の知る限り、名前に「あき」が付くのは桜井昭子ただ一人。さらに、桜井昭子の顔が自分と実によく似ていることもあり、彼女はこの件に少し関心を抱いた。

しかし、今の篠崎司の反応を見る限り、本当に自分の考えすぎだったのだろうか?

桜井昭子はまだ考え込んでいた。道理から言えば、自分と篠崎司...

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