第229章 どうしたの

「今日、柳瀬たちとお祝いするんでしょ? ほら来て、とびっきりのVIPルーム、タダで使わせてあげるから!」

 美月はそう言って、昭子の手を引いて奥へと歩き出した。

「昭子、聞いてよ。うちのスタッフ、みんなスタイル抜群なんだから。それに卒業したての大学生ばかりよ。あとで何人か選んで相手させるわね! たっぷり楽しませてあげる」

 美月は興奮気味にまくしたてるが、背後の司の顔色がみるみる険悪になっていくことには全く気づいていなかった。

 司は息を呑むと、昭子の手首を強引に引き寄せ、信じられないといった口調で言い放った。

「昭子、ここへ来たのは、他の男を漁るためか」

 その瞳はどこか傷ついた...

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