第243章 九条蓮について尋ねる

翌日、昭子は大学の講義があったことや、数日ほど美月と顔を合わせていなかったこともあり、司に頼んで自宅まで送ってもらった。

彼女を見送った司が最初に行ったこと。それは、有能な側近たちを召集し、結婚に関する諮問を行うことだった。

数多の少女たちの間を渡り歩く修斉が、この野次馬根性を刺激される好機を見逃すはずがない。

彼はすぐさま手元の仕事を放り出し、大急ぎで司のオフィスへと駆けつけた。

篠崎グループ本社の大会議室。上座に座る男は、眼下で騒ぐ社員たちや、自ら志願して集まった一族の者たちを冷ややかな目で見下ろしていた。

部屋に入った瞬間、修斉は自分の目を疑った。司から「入れ」と声をかけられて...

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