第264章 彼女が失踪した

司が目を覚ました以上、もしこのまま昭子の姿が見えなければ不審に思うのは時間の問題だ。そこで真実を知ってしまえば、ただでさえ弱っている身体にどれほどの負担がかかるか、想像に難くない。

須田はユキに昭子の捜索ペースを上げるよう指示を飛ばし、同時に修斉へ連絡を入れた。篠崎社長が目を覚ましたという吉報と共に、昭子の件については決して口を割ってはならないと、厳重な箝口令を敷くことも忘れなかった。

報せを受けた修斉は、手元の仕事を即座に放棄し、司の病室へと全力で走った。。すると、病室の入り口に天女のごとき美女が佇み、中で眠る司を遠くから眺めているのが見えた。

彼は首を傾げた。司の周囲で、これほどの女...

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