第267章 死んでも会いたい

須田は、司がそう出ることを初めから予期していたのだろう。躊躇なくビデオテープを再生して見せると、画面に映し出された光景に、司の顔からみるみる血の気が引いていった。その瞳は、信じられないという色に染まる。

「篠崎社長……」

須田は心配そうに主あるじの様子を窺った。司は顔面蒼白のまま、糸が切れたようにベッドに崩れ落ちる。呼吸をすることさえ、今の彼には苦痛のようだった。

病室のベッドに身を横たえ、胸元を死に物狂いで鷲掴みにするが、そこにある張り裂けんばかりの激痛を止める術すべはない。

須田は眉をひそめながらも、内心では司がこれで諦めてくれることを願っていた。

桜井さんがこれほどまでに篠崎社...

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