第281章 デートに行く

一方、修斉がドアを叩きながら美月の名を呼んでいると、電話のベルが鳴り響き、同時に目の前のドアが開いた。

修斉が何か言いかけようとした瞬間、美月は冷ややかな一瞥を彼に投げ、そのままドアを閉めて鍵を掛けた。

一連の動作に修斉はその場で呆然とし、訳が分からないといった様子で再びドアを叩く。

「美月ちゃん、今開けてくれただろ? 少しでいいから中に入れてくれよ。ちゃんと話し合おう、な? ごめん、最初は確かに俺の誤解だったんだ」

しかし、美月は彼の言葉など意に介さない。

「もういいわ。他の女の子のところへでも行けば? 私に構うだけ時間の無駄よ。昭子のことは自分で探すから、放っておいて」

その言葉...

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