第282章 私たちは釣り合わない

「ごめんね、昭子。あたしがもっと早く気づいていれば、あんたにこんな辛い思いさせずに済んだのに」

そう言いながら、美月はまた涙を零した。昭子はティッシュを取り出し、優しく彼女の涙を拭いながら首を横に振る。

「美月ちゃん、そんなこと言わないで。これは美月ちゃんのせいじゃないわ。それに、須田樹さんたちがずっと探してくれても私を見つけられなかったんだもの、美月ちゃんが見つけられないのは当然よ。それに聞いたわ、私のためにたった一人でイギリスまで行ってくれたって。その気持ちだけで、私は十分嬉しいの。美月ちゃんを責めるなんてできないわ」

美月の身に起きたことは、すべて司から聞いていた。

まさか自分の...

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