第369章 彼女は俺の妻だ

自らの小さな家庭を守り抜くためには、裏社会の連中を排除しなければならない。

かつて渡英した際、彼はあくまで篠崎氏の社長として入国した。彼が裏で『k』のリーダーを務めていることは誰も知らないし、この事実は絶対に知られてはならない。

裏の連中の標的が『k』だけならば、篠崎氏の社長という肩書きで動く限り、生還できる確率は高いはずだ。

「ユキ、『k』の内部名簿を破棄しろ」

それもまた、死傷者を減らすための措置だった。ユキは頷き、直ちに処理に向かった。

その頃、篠崎司は自ら厨房に立とうとしていた。新婚初日なのだから、自らの手料理を振る舞うのは当然のことだ。

篠崎司がせっせと料理に励んでいる間...

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