第377章 気まずさ

古川蘭はもともと、いとこに行かせて偶然を装い、きっかけを作ろうとしていたのだが、須田樹は強がりを言い、ただ鈴木さんに誤解されたくないだけだと言い張った。

「はいはい、分かったわよ」

古川蘭はうんざりした様子で、一方的に電話を切った。

須田樹は少し落ち込んだ。本当は古川蘭に頼みたかったのだが、電話を切られてしまっては手立てがない。最初から素直になっていればよかったと後悔した。

偶然を装って会いに行きたいのは山々だが、一緒に行く友人もいないし、一人で夜の店に行くのもどこか奇妙だ。

須田樹は長いこと考え込んだ末、篠崎修斉にメッセージを送ることにした。

【修斉様、今夜暇? ちょっと飲まない...

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