第398章 私にこんなことをしてはいけない

葉山琪一の言葉が真実だったらどうしよう。江口美月が本当に他の男と一緒にいたら?

そんな恐怖が、篠崎修斉の胸を締め付ける。

だが、ここでおめおめと引き下がれば、二人を認めたことになるのではないか?

ふざけるな! そんなの絶対に嫌だ。

そう思うと、篠崎修斉は再び怒りに任せてドアを蹴り飛ばし、声を荒らげた。

「江口美月、開けろ!」

「頭おかしいんじゃないの!」

中から江口美月の罵声が飛んでくる。

篠崎修斉が開けろと言えば言うほど、彼女は頑として開けようとしない。

その拒絶が、かえって篠崎修斉の疑念を深めた。きっと中で望月延と何かしているに違いない。だから開けられないんだ。

その瞬...

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