第424章 罪を問う軍勢

その言葉に嘘はない。

篠崎修斉という男は確かに遊び人であり、付き合う女性も星の数ほど変えてきた。

だが、彼には無節操に相手を取り替えるような真似はしないという、彼なりの流儀がある。交際中は相手にきちんと「本命」としての地位を与え、決して皇帝の側室選びのような扱いにはしなかった。

そう考えると、歴代の彼女たちの中で、江口美月は最も長くその座にいた女性ということになる。

それゆえに、世間の人々は二人の関係を面白おかしく噂するのだ。

江口美月は、依然として沈黙を守っていた。

かつて似たような道を歩んだ桜井昭子には、誤解を解かずにいることがどれほど深刻な結果を招くか、痛いほどわかっていた。...

ログインして続きを読む