第427章 謝罪

江口美月の謝罪を聞くと、篠崎修斉は瞳を輝かせ、その笑顔に真実味を帯びさせた。

「いいってことよ。まだ気が済まないなら、もう何発か殴っても構わないぜ」

女性の扱いに長けた彼は、プライドさえ捨てれば機嫌を取る術などいくらでも心得ているのだ。

しかし、江口美月は唇を真一文字に引き結び、ぷいと顔を背けてしまった。

食堂へ向かう道すがら、篠崎修斉は二人の視界からリビングを遮ろうと、ことさらに動いてみせる。だが、ことわざにもある通り、逃げ得は許されないものだ。

食事を終えた女性陣が庭へ散策に向かうには、どうしたってリビングを通らねばならない。

篠崎修斉はあの手この手で立ちはだかったが、結局、彼...

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