第41章

翌日、宝生知優が会社に着いたばかりの頃だった。

スマホに、あるビジネスパーティーの招待メッセージが届く。

彼女は案内状の内容に、じっと目を通した。

開催は明日。

今回は政財界の名だたる顔ぶれが集まるらしい。顔を出す価値は十分にある。

運がよければ、大きな案件を1つか2つ取れるかもしれない。

けれど、宝生知優は少しだけ迷っていた。

鈴崎潤に、一緒に来てほしかった。

その夜。

家に戻った彼女は先に眠らず、鈴崎潤を待っていた。

鈴崎潤が帰ってきたのは、いつもより少し遅い時間だった。

主寝室に入ると、宝生知優がベッドの上で小さく欠伸をしている。

彼の姿を見つけた瞬間、伏せがち...

ログインして続きを読む