第46章

宝生知優は、鈴崎潤の示唆を受けるや否や、待ちきれないとばかりに助理の田村青美へメッセージを飛ばした。

古田安則の妻、羽村寧音の動きを至急洗ってほしい、と。

田村青美は首を傾げながらも、言われたとおりに動いた。

宝生知優が眠りにつこうとした、その直前。

スマホの画面がふっと明るくなり、約束どおりの「予定表」が届く。

「羽村寧音さんの明日のスケジュール、全部ここにあります」

宝生知優は隅々まで目を通し、瞳の奥に「獲る」光を灯したまま、画面を消した。

鈴崎潤が部屋へ戻ると、まず目に入ったのは、床にできた小さな盛り上がりだった。

――今夜も、床で寝ている。

宝生知優の一定で長い寝息...

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