第105章

再び父の陰茎を綺麗にしようとしていた海子は、父の言葉を聞いて手を止めざるを得なかった。彼女は呆然と立ち尽くし、ただまっすぐに父を見つめる。その顔には、納得と戸惑いの入り混じった表情が浮かんでいた。父は今度こそ、先ほどのように視線を逸らすことなく、海子を真っ直ぐに見つめている。彼は海子の答えを切に知りたがっていた。

海子もこの時、ようやく父が先ほど落ち込んでいた理由を悟った。彼女は茫然と考え込む。もしかしたら、彼女自身も答えなど考えたことがなかったのかもしれない。あるいは、心の中ではとっくに答えが出ていたのに、どう言えばいいのか分からなかっただけなのかもしれない。正直に言う?それでは恥ずかし...

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