第150章

監視カメラの映像の中でセックスしている二人を見つめながら、私は自分のペニスを優しく撫でた。心に湧き上がる嫉妬や辛さを極力排除し、脳髄を痺れさせる刺激だけを残そうと努める。

片手でゆっくりとオナニーを続ける。激しくしすぎないように、慎重に。二分もしないうちに射精してしまうのが怖いからだ。男は射精後、賢者タイムと呼ばれる性欲の減退期に入る。その間は性に対して一切の興味を失ってしまう。監視カメラを見ている最中に、その賢者タイムが訪れるのだけは避けたかった。

もう一方の手で、別のカメラのウィンドウを開く。そこには私と海子の寝室、そしてリビングが映し出されていた。なぜこの画面を開いたのかは自分でも...

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