第188章

フォーラムの海子のアカウント画面を開くと、いちばん上に固定されている最新の日記に、迷わず指を伸ばした。胸の内は、静かで……そこに、ほんの少しだけ好奇心が混じっている。そんな気持ちで読みはじめた。

「恐ろしい。今、わたしはこれまでにない恐怖の中にいます。仏さまを信じるようになってから、因果というものを本気で信じるようになりました。でも、すべてが、あまりにも激しく、あまりにも突然にやってきたのです。

 五年前、中絶をしてからというもの、わたしはずっと悪夢にうなされ、罪悪感にさいなまれてきました。わたしはもともと、アリ一匹踏み殺すのもかわいそうだと思うような人間でした。なのに、自分の手で自分の...

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