第224章 IFストーリー

 精力剤という薬は、やっぱり効き目がある。飲めば持続力も勃起も申し分ない。ただ、1日に1錠しか飲めないうえに、昨夜の自分は妙な見栄を張ってしまい、結局4回も射精してしまった。男の精液1滴は血液10滴分、なんて話をよく聞くが――この夜は、海子とこれまででいちばん回数を重ね、なおかついちばん濃密なセックスをした夜だったと言っていい。その代償として、自分は完全にやり過ぎた。

 昼間、氷川香織のところで企業経営の知識を教わっているあいだも、どうにか平静を装おうとはしていたものの、頭はぼんやり、腰は重くて背中まで痛い。四肢に力が入らず、どうしても意識が散漫になる。この日の勉強はほとんど身にならず、お...

ログインして続きを読む