第24章

暴風雨の前は静寂だと言われるが、今のこの静けさは嵐の到来を予感させるものなのかもしれない。

ビデオは流れ続けている。海子のベッドの前に長い間立ち尽くしていた父は、この時ますます興奮を高めていた。私は彼の瞳に燃え上がる欲望の炎が限界に達し、狼のように緑色に光っているのを見つけた。ゆっくりと父が動き始める。彼はゆっくりと手を伸ばし、その標的は横向きに寝ている海子の豊満な臀部だった。父の手の動きは非常にゆっくりとしていた。前回のように父がまだ躊躇い苦悩するのかと思っていた時、父の両手はすでに海子のお尻に触れていた。その触れ方は実に躊躇のないものだった。

父が海子のお尻に触れた瞬間、その瞳に満足...

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