第241章 IFストーリー

父はそんな艶っぽい冗談を口にしながら、その美しい女の腰を抱え上げ、自分の寝室へと歩いていった。海子は、それでも抵抗も拒絶も見せなかった。

「カチン」と音を立ててドアが閉まり、リビングルームは再び闇に沈む。すべてがしんと静まり返り、この静けさがいつまで続くのかは分からない。

海子を抱いたまま寝室に戻った父は、彼女の腰を支えた手をそっと離し、そのままベッドの上に横たえた。それから部屋の灯りを点ける。

「お父さん、電気……消してくれない?」

蛍光灯がぱっと灯ると同時に、海子は片手で目元を覆い、もう片方の手で、もはや肝心なところを隠しきれなくなっているバスタオルをきゅっと引き寄せた。

いつ...

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