第243章 IFストーリー

 私は首をぶん、と振って、胸の奥にじくじくと広がっていた嫉妬の酸っぱさを押し込めた。自分で決めて、自分で頷いて、挙げ句ふたりをくっつけたのだから――こういう場面になることぐらい、最初から想像しておくべきだったのだ。

 それなのに、つい考えてしまう。これからは海子と父の関係に、ある程度の線引きをしたほうがいいんじゃないか。たとえばキスは禁止にするとか、フェラチオだけは絶対にさせないとか。

 ……だが、少し冷静になって考え直した私は、またそっと首を振った。

 せっかく海子が、あんなに恥ずかしがっていたのを私が説き伏せて、ようやく羞じらいを少し下ろして、父との関係をもう一度始めてくれたところ...

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