第245章 IFストーリー

父は海子の尻のほっぺに顔を近づけ、くん、と匂いを嗅ぎながら、そっと撫でていた。指先は羽のように軽く、まるで海子を起こすつもりなどないと言わんばかりだ。こうしてこそこそと盗むように触れていること自体が、父には別種の刺激になっているのだろう。

状況だけを切り取れば、今の光景はどんな雄でも本能をかき立てられるに違いない。若く、何も身に着けていない美女が、極めて誘惑的なポーズのまま横向きに眠っている。まさに眠れる森の美女の究極形。こんなもの、普通の男が一生に一度でも味わえるはずがない。

父は目の前のすべてをむさぼるように味わいながら、顔には妙な誇らしさすら浮かべていた。この年になった男が、もし今...

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