第249章 IFストーリー

 ここ数日、仕事の疲れが限界まで溜まっていたせいだろう。トイレから海子が戻ってくるのを待つこともできず、ベッドに横になった途端、そのまま深い眠りに落ちてしまった。目を覚ましたときには、もう朝になっていた。

 隣に海子の気配がない。代わりに寝室の外、キッチンのほうからカチャカチャと食器の触れ合う音が聞こえてくる。どうやら朝食の支度をしてくれているようだ。

 ベッドから起き上がり、大きく伸びをする。……どうにも、体の調子があまりよくない。仕方がない、男なんてそんなものだ。病院で検査を受けたことはないけれど、自分のことは自分が一番よくわかっている。肝心なところが、ほぼ間違いなく弱っている。セッ...

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