第252章 IFストーリー

海子は、部屋の入口に立ったまま、布団の盛り上がりをじっと見つめていた。

父の股間の輪郭。

そこに、自分がいちばん、いま欲しくてたまらないものがあるかのように。

もう我慢がきかなかった。

海子はそっと足を踏み出し、ゆっくりと父の部屋の中へ入っていく。

歩幅は小さく、歩みは軽い。畳一枚きしませない。

室内に響く音といえば、必死に抑え込もうとしている、自分の呼吸だけだった。

二歩、三歩と進むたびに、喉がごくりと鳴る。

視線は一度も、父の股間から外れない。

ずっと、あの膨らみを欲しがり続けてきたみたいに。

唾を飲み込むたびに露わになる仕草は、あまりにも飢えすぎていて、自分でもぞく...

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