第261章 IFストーリー

不过、最終的に氷川香織は、私の言い分を信じてくれたようだった。何しろ、彼女が私を起こしに来る前から、ソファに倒れ込んだまま服も脱がずに寝ていた私の姿も、昨夜遅くまでまとめていた書類が机の上に散らばっているのも見ていたのだ。それら全部が、彼女なりに納得の材料になったらしい。

もっとも、あのとき胸やわき腹あたりをしっかり揉みしだいてしまったことへの気まずさや、逆に私に「触られた」側としての納得いかなさを紛らわせるためだろう、私はそのまま会社の専用トレーニングルームに連行され、しばらくのあいだテコンドーのスパーリング相手をさせられる羽目になった。本人いわく、私の頭をしゃっきりさせるための朝の体操...

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