第263章 IFストーリー

ハート型の便箋を目にした瞬間、胸の奥がふっと期待でざわめいた。どう見ても、これは昨日か今朝、海子がそっと私のポケットに忍ばせた手紙に違いない。

今すぐにでも封を切って、中に私の知りたいことが書いてあるか確かめたい衝動に駆られる。だが、その前にやるべきことがあるはずだ――まずは昨日一日の自宅のビデオ監視カメラを全部確認して、真実をこの目で見届ける。それから、その「真実」を踏まえた目で手紙を読むべきだろう。先に手紙を読んでから真実を見てしまったら、二重にダメージを食らうことになるかもしれない。

私はドングルを取り出してパソコンに差し込み、自宅の監視カメラの映像を呼び出した。再生時間を昨日の朝...

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