第274章 IFストーリー

 海子の様子がおかしい。そう感じた瞬間、胸の奥がざわついた。これは、単純な話じゃないのかもしれない。まさか、海子は私に嘘をついた……?

 挿入まではしていないにしても、キスくらいは? フェラチオは? それとも――。

 本当は、私と「もう嘘はつかない」って約束していたはずだ。なのに、今のこの違和感が、じわじわと不快感に変わっていく。頭の中で、勝手な想像ばかりが膨らんだ。

 もちろん、海子も私の変化に気づいている。肩をすくめるようにして、どこか怯えた顔で、私の目をまともに見ようとしない。

「お義父さんに……抱きしめられただけ、って言ったら、ダメかな?」

 私の空気を察したのか、海子が、...

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