第313章 IFストーリー

一切が、ようやく元の生活に戻ったかのようだった。日々はまた静けさを取り戻し、父が小島から本土へ帰ってくることもめっきり減った。たまに戻ってきても、夕食を一緒に食べて、家に一泊するだけ。翌朝はまだ薄暗いうちに出ていくし、しかも、必ずと言っていいほど、私が家にいない時間帯には戻ってこない。あからさまに「距離を置いている」としか思えない行動だった。

私も、何度となく家の監視カメラの映像をチェックした。だが、そこに異常らしい異常は何一つ映っていない。唯一、おかしいと言えば、父が泊まりに来た夜は、決まって海子と父が二人とも眠れなくなることくらいだろうか。それも時間が経つにつれて回数が減り、眠れない時...

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