第336章 IFストーリー

 正直、結果はもう分かっているつもりだった。けれど海子がもう一度ドングルを開いた瞬間、胸の奥がきゅっと強張るのを抑えきれなかった。

 今の自分がいちばん知りたいのは、これからすべてを目にする海子がどんな反応を見せるのか、そして、その心の中で何を感じるのか――ただ、その一点だけだった。

 その答えを知りたくて、逃げ出すこともせず、覚悟を決めて画面を見続ける。

 ドングルの画面を開いた海子は、そこから先の機能を一つ一つ、食い入るように確かめ始めた。この監視装置の使い方自体はさほど難しくない。全機能を把握するのは、時間の問題にすぎない。

 案の定、思っていたとおりの展開になった。海子は最後...

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