第9章

私が海子に設定した小説は、すべて比較的普通の夫婦や恋人間のエロティックな小説だ。妻が他人と浮気するリスクがあるため、寝取られ系の小説など設定する勇気はない。海子を信じているとはいえ、そのようなリスクは冒したくない。また、義父と嫁の乱倫系の小説もすぐには送らなかった。妻には受け入れるための過程が必要だからだ。

日々は過ぎていき、会社では時間を見つけてはアダルト小説を選ぶのに頭を悩ませた。しかし、その成果は実に豊かなものだった。ビデオを通して見ると、海子はパソコンのアダルト小説にますます夢中になり、夜に一人でこっそり自慰行為をする際も、より大胆になっていった。そろそろ時だ。

海子がアダルト文...

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