第125章

彼女は小さな寝室のドアを押し開き、光をそっとベッドに寝かせた。

主寝室よりずっと小さいが、温かみのある内装だ。淡いブルーの壁、雲の形をしたペンダントライト。ベッドサイドのチェストには、光とクマのぬいぐるみが一緒に写った写真が飾られている。

彼女は光の小さな靴を脱がせ、布団を引き上げて掛け、ベッドの縁に腰を下ろしてその穏やかな寝顔を見つめた。

長いまつ毛は小さな扇のようで、少し尖らせた小さな唇からは規則正しい寝息が漏れている。頬には、さっきの食事でついたソースがほんの少し残っていた。

手を伸ばし、指の腹でそっと拭き取る。

「お姉ちゃん……」

光は寝ぼけ眼でぽつりと呟き、宙をさまよっ...

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