第13章

翌日の早朝、知意は時間を見計らい、神谷家へ戻ることにした。

この時間なら、いつも蓮はすでに会社へ向かっているはずだ。

ただこっそりと戻り、ペンダントを見つけて、すぐに立ち去りたかった。

タクシーで別荘地の外まで行き、運賃を支払う。深く息を吸い込み、脚の痛みを堪えながら、息が詰まるようなあの屋敷へと一歩ずつ歩を進めた。

暗証番号を入力し、重い鉄扉を押し開ける。

リビングはひっそりと静まり返っていた。

無意識に安堵の息が漏れる。どうやら蓮はもう出かけたようだ。

そのまま真っ直ぐ二階へ上がろうとした矢先、視界の隅、ダイニングの方向に人影がよぎった。

心臓が跳ねる。目を凝らした瞬間、...

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